楽音とは

楽音とは、音楽を構成していて、素材となっている音のことを言います。規則的な振動が、持続している音で、純音を除いたものになります。発音体が規則正しい振動を、ある程度の時間継続する時、または、その変化がきわめて緩慢な時に生じます。音を振動の形態に分けると、3つに分類することが出来ますが、この楽音はそのうちの1つになります。他の2つは、純音と噪音(そうおん)になります。

そして、明確な音の高さを感じることができる歌声などの人の声や電子音、管楽器、弦楽器などから出る音は、この楽音の部類に入ります。また、楽音を正弦の集合体に分解すると、基本の振動となる正弦波と、その周波数の2以上の整数倍が得られます。これを人は、フーリエ変換に相当する作業を脳で行うので、基音の周波数を「音の高さ」・倍音の組み合わせを「音色」として認識しています。

ちなみに、音色というのは、さまざまな音の聞こえ方のことを言います。楽器毎にそれぞれ異なった音色を持っているので、ピアノであれば、ポロロンといった音色が出ますし、ギターだと「ジャン」といった音色の音が出ます。

この楽音という言葉は、音楽に使用される音だから、このように呼ばれていると思われがちになりますが、決してそうでななく、西洋音楽において、歴史的に多く使用されてきた背景ゆえに、今でも楽音という言葉が用いられています。決して、音楽に使用される音という意味で使われているわけではないので、ここの注意は必要です。



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